structa/ナレッジ/初手の型
初手の型

初手の型:企画・戦略設計

最終更新: 2026年7月26日

初手の型:企画・戦略設計

「企画を考えて」「戦略を描いて」「新規事業を」「ロードマップを」と頼まれたときに読む型。企画はアイデアの数ではなく、制約と成功条件をどれだけ早く握れたかで質が決まる

握る決断

共通の5決断(読み手/目的・ゴール/深さ・品質バー/絶対に外せない点/避けたいこと)に加えて、この型では次を握る。

  • 制約 — 予算・期間・使える人。制約のない企画は評価もできない。
  • 可逆性 — 後から引き返せる判断か、引き返せない判断か。引き返せない判断は慎重さの水準を上げ、選択肢を並べて論点を示す。引き返せる判断は、早く小さく試す案を優先する。
  • 成功指標 — 何がどうなったら成功か。数字でなくてもよいが、後から判定できる形にする。

深さの工程(このカテゴリー版)

基準版(資料・提案作成)の5工程のうち、工程0(起点=制約と成功指標の握り)を厚くする

1. 起点を厚く握る【主役】 — 制約・可逆性・成功指標の3点を先に確定する。ここが曖昧なまま案を出すと、全部が「良さそうだが決められない案」になる。

2. 一次情報を読み込む — 自社の蓄積から、同じ領域で過去に何を決め、何を却下したかを引く。却下した理由は最も価値が高い(同じ案を再提案しないため)。契約している顧問の判断軸も引く。

3. 構造に落とす — 案を並べるだけにしない。各案に「効く条件」と「壊れる条件」を付ける。

4. 示唆で締める — 「この制約下では、この案が効く」まで書く。一般論のメリット・デメリット表で終わらせない。

5. 体裁化は合意の後 — 文章で構造を固めてから資料化する。

合否判定:その企画案を、同業の別の会社にそのまま出して成立するなら、それは自社の企画ではない。

引くと効く顧問の領域

企画・経営・PM の領域が効きやすい。これは指針であって固定リストではない。実行時に相談できる顧問の一覧から、依頼に最も効く相手を選ぶ。引用するときは「顧問の判断軸から来た話」と「自社の蓄積から来た話」を必ず区別して示す。

やってはいけないこと

  • 制約(予算・期間・人)を確認せずに案を出す
  • 引き返せない判断を、引き返せる判断と同じ軽さで扱う
  • 過去に却下された案を、却下理由を知らずに再提案する
  • 成功指標のない企画を出す
  • 案の数を競う(3案並べれば深いわけではない)

うまくいかないとき

型が読み込めない・引用が出てこないなど動作がおかしいときは、そのまま投書箱(Claude に「Structaに要望を送って」と言えば送れます)へ。導入や設定で詰まったときは https://structa.me/desk#contact から問い合わせてください(返信します)。

Structa

AIを使うほど、組織の知性が蓄積される。

無料で始める →